VBA関数について
VBAで使う関数って何?よくわかんない!
関数は実務でもたくさん使うんだ!一つずつ覚えていこうね!
関数は決まった計算や処理を行う命令になります。実務を行う上でも関数はよく使います。
マクロ記録機能では関数は記録されないため、一つずつ覚えていきましょう。
今日も文字列を操作する関数の動きを勉強しましょう。
今日使う実例はこちらになります。
Sub MOJIRETSU4()
MsgBox Replace("ABCDEF", "DEF", "ABC")
MsgBox Replace(" A B C D E F ", " ", "")
MsgBox (" A B C D E F ") & "です" _
& vbCrLf & Trim(" A B C D E F ") & "です" _
& vbCrLf & LTrim(" A B C D E F ") & "です" _
& vbCrLf & RTrim(" A B C D E F ") & "です"
End Sub
Replace関数
Replace関数は、引数に指定した文字列の中で、引数「検索文字列」で指定した文字列を、引数「置換文字列」にリプレイス(置き換え)します。
実務上でもReplace関数は文字列から不必要な文字列を除きたいときによく使います。
書式は下記になります。
Replace(文字列, 検索文字列, 置換文字列)
実例とともにみていきましょう。
MsgBox Replace("ABCDEF", "DEF", "ABC")
実例3行目で文字列”ABCDEF”で「検索文字列」として”DEF”を指定しており、「置換文字列」”ABC”に置き換えています。
結果はこのようになります。
次に実例5行目の文字列” A B C D E F “に対して「検索文字列」として” “(スペース)を指定しており、「置換文字列」に””(空欄)を指定することで文字列からスペースを除くことができます。
MsgBox Replace(" A B C D E F ", " ", "")
Trim関数、LTrim関数、RTrim関数
Trim関数は引数に指定した文字列の両端にあるスペースを取り除きます。
LTrim関数は引数に指定した文字列の左端にあるスペースを取り除きます。
RTrim関数は引数に指定した文字列の右端にあるスペースを取り除きます。
各関数の書式は下記になります。
Trim(文字列)
LTrim(文字列)
RTrim(文字列)
実例を実行すると下記のようになりますが、わかりずらいので図解していきたいと思います。
Trim関数の例になります。両端のスペースが消えています。
LTrim関数の例になります。左端(Left側)のスペースが消えており、右端のスペースが残っています。
RTrim関数の例になります。右端(Roght側)のスペースが消えており、左端のスペースが残っています。
まとめ
今日は文字列操作関数の基本となるReplace関数、Trim関数、LTrim関数、RTrim関数の用法を勉強しました。
次回も他の文字列操作関数を学んでいきましょう。
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