VBA関数について
VBAで使う関数って何?よくわかんない!
関数は実務でもたくさん使うんだ!一つずつ覚えていこうね!
関数は決まった計算や処理を行う命令になります。実務を行う上でも関数はよく使います。
マクロ記録機能では関数は記録されないため、一つずつ覚えていきましょう。
今日も文字列を操作する関数の動きを勉強しましょう。
今日使う実例はこちらになります。
Sub HIDUKE_JIKOKU2()
'"Sheet1"シートをアクティブにします
Worksheets("Sheet1").Activate
Range("B2") = Now
Range("C2") = Hour(Range("B2"))
Range("D2") = Minute(Range("B2"))
Range("E2") = Second(Range("B2"))
End Sub
なお、6行目のNow関数については前回の記事で説明していますので、下記よりご確認ください。
Hour関数、Minute関数、Second関数
実例を動かす前に、空のワークシート”Sheet1″を準備してね!
Hour関数は、引数に指定した日付/時刻の時間を表す数値を返します。
書式は下記になります。
Hour(時刻)
Minute関数は、引数に指定した日付/時刻の分を表す数値を返します。
書式は下記になります。
Minute(時刻)
Second関数は、引数に指定した日付/時刻の秒を表す数値を返します。
書式は下記になります。
Second(時刻)
Hour関数、Minute関数、Second関数を実例とともにみていきましょう。
8行目から10行目までのコードでNow関数で取得したB2セルの日付データを引数に設定し、
Range("C2") = Hour(Range("B2"))
Range("D2") = Minute(Range("B2"))
Range("E2") = Second(Range("B2"))
Hour関数の返り値はC2セルへ
Minute関数の返り値はD2セルへ
Second関数の返り値はE2セルへ
代入しています。
上記例だとNow関数で取得したB2セルの時間は11時1分39秒であることがわかります。
Format関数を使うことで、取得するデータの形式も変えられるので別記事で取り上げて行きたいと思います。
まとめ
本日は、日付、時刻操作関数として、Hour関数、Minute関数、Second関数の動作を実例とともに勉強しました。
これらの関数はYear関数、Month関数、Day関数と同様にファイルを保存する時にファイル名に使うと重複せず便利であるケースがあります。
VBA実践コーナーで具体的な例を取り上げていく予定です。
次は文字列操作関数である、Format関数について勉強していきたいと思います。
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