変数の命名法について
今日は変数の命名法について学習しよう!
変数の名前にもルールがあるんだね!お願いします!
これまでの変数についての記事はこちらになります。
変数の命名法についてですが、まずは基本的な制約があるため、ここの最低限ルールをおさえておきましょう。
次に、よく使われる変数名や、あとから読み返した場合にわかりやすいようにする命名法のコツを説明していきたいと思います。
[変数命名法]
・英数字、漢字、ひらがな、カタカナ、「_(アンダーバー)」が使用可能
・先頭一文字目に数値や「_」から始まる名前は使えない
・記号やスペースは使えない
・VBAの予約語(関数名やステートメントであるRange,Cellsなど)も使えない
・英字の大文字と小文字は区別されない
このように、ある程度は自由に変数名を作れることがわかります。
特に、一番最後の英字の大文字と小文字は区別されない点は忘れがちなので注意しましょう。
オススメなのは変数名を見たときに「どのような意味を持っているか」が瞬時にわかる名前にしておくと後々可読性が上がります。さっそく見ていきましょう。
変数の名前(おすすめ例)
下記表におすすめ変数名をまとめます。
最初から一語一句違わずにこの変数を使う必要はなく、自分なりに読みやすい変数にアレンジして使っていってもokです。ソースコードを見たときに自分が理解しやすい変数名を実際にプログラミングしていく中で身につけていっていただければと思います。
下記表の例でいうと、変数iが使われていると瞬時に繰り返し処理に使うカウンタ変数だということがわかります。自分が作成するプログラムの中で変数の命名法を一貫させることでものすごく可読性が上がるので、ぜひ参考にしてみて下さい。
変数名 | 用途 | 語源 |
i,j,k | 繰り返し処理のカウンタ変数など | Iteration(繰り返し) |
temp | 一時的に使用する変数など | Temporary(仮の) |
buf | 中間処理などで一時的に格納するときなど | Buffer (緩衝装置) |
cnt | 何か数えるとき | Count |
flag | オン / オフを判断するとき | Flag(旗) |
rc | 関数の戻り値を格納するとき | Return Code |
str | 一時的に扱う文字列 | String |
num | 一時的に扱う数 | number |
row | 一時的に扱う行数 | Row |
col | 一時的に扱う列数 | Column |
min | 最小値として扱う変数 | minimum |
max | 最大値として扱う変数 | maximum |
avg | 平均値として扱う変数 | average |
まとめ
今日は変数の命名法について勉強しました。ぜひ参考にしてみて下さい。
次回は変数のスコープ(適用範囲)について説明していきます。
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