文字列連結演算子について
今日は文字列連結演算子、論理演算子、代入演算子についてそれぞれ勉強していきましょう。
はーい!おねがいしま~す!
Excel VBAの演算子には次のような種類があります。
演算子 | 説明 |
算術演算子 | 算術演算を行うときに使用 |
比較演算子 | 比較を行うときに使用 |
文字列演算子 | 文字列の連結を行うときに使用 |
論理演算子 | 論理演算をするときに使用 |
代入演算子 | 値の代入を行うときに使用 |
その中でも今日は文字列連結演算子、論理演算子、代入演算子についてみていきましょう。
文字列演算子は下記2種類になります。
演算子 | 説明 |
& | 左辺と右辺の文字列を結合する |
+ | 左辺と右辺の文字列を結合する |
上記表の通り、演算子”&”も”+”も同じ働きをします。
“maru” & “kichi” → “marukichi”
“maru” + “kichi” → “marukichi”
しかし算術演算子の説明の時にあったように”+”演算子は数値を足し合わせる働きもあります。
変数同士を結合するようなとき思いもよらない結果になることがあるため。
文字列を結合するときは”&”演算子を使うようにしましょう。
論理演算子について
論理演算子は、少しむずかしいです。AndとOrに関しては実務でも多用するため実例といっしょにみていきましょう。
演算子 | 説明 | 使用例 | 結果 |
And | どちらもTrueのときのみ結果がTrueになる | True And True True And False False And False | TRUE FALSE FALSE |
Or | どちらかがTrueであれば結果がTrueになる | True Or True True Or False Flase Or False | TRUE TRUE FALSE |
Not | 結果を反転する | Not True Not False | FALSE TRUE |
下記はTrue And Flase、True Or Flaseの例です。MsgBoxで表示されるように結果が異なります。
Sub Ronri()
If 10 = 10 And 2 = 5 Then
MsgBox "TRUE"
Else
MsgBox "FALSE"
End If
If 10 = 10 Or 2 = 5 Then
MsgBox "TRUE"
Else
MsgBox "FALSE"
End If
End Sub
Ifステートメントを使った実例になります。
If 10 = 10 And 2 = 5 Then
10 = 10はTrue, 2 = 5はFalseでTrue And Flaseの例になります。
実行してみると下記の通り、FALSEであることがわかりますね。
どちらもTrueか?の条件を満たしていないからです。
If 10 = 10 Or 2 = 5 Then
10 = 10はTrue, 2 = 5はFalseでTrue Or Flaseの例になります。
実行してみると下記の通り、TRUEであることがわかりますね。
どちかがTrueか?の条件を満たしているからです。
代入演算子について
演算子 | 説明 |
= | 右辺を左辺に代入する |
最後に代入演算子になります。下記のように変数に代入するケースで多用します。
Hantei という変数にYesという文字列を代入している例になります。
Hantei = "Yes"
まとめ
今日は文字列連結演算子、論理演算子、代入演算子について学びました。
これで演算子についての記事は一区切りになります。
実務でも多用する考え方なので是非実例とともに参考にしていただければと思います。
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