
まるきち君!今日は初めて実践として2つのファイルを比較してみよう!Excel VBAならボタンひとつで実行できるよ!



ファイル比較って今まで目視でやってて時間もかかるし、疲れてるとミスりまくるんだよね~



実践記事はサンプルと動画付きだからそのまま転用することができるよ!いっしょにみていこうよ!



イッエーイ!お願いします!
サンプル &動画



サンプル & 動画はこちらになります。
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2つのファイル比較とOK / NG判定 図解
今回の目的は同じフォーマットの2つのファイル
・顧客要求のファイル 「【顧客要求】製品名管理ファイル.xlsx」
・ものづくり条件のファイル「【ものづくり条件】製品名管理ファイル.xlsx」
をそれぞれ選択し、同じ製品名の条件3種類をそれぞれ比較し結果を判定する内容になります。
要は、顧客要求の条件とものづくり条件が一致しているかどうかのチェックになります。
図解すると下記になります。


定数宣言
サンプル3行目~32行目で各ファイル、各データのスタート位置、エンド位置を定数で宣言しています。
実務ではどうしてもファイルの情報量が変更されるケースがでてきます。
変化に強いコーディングをするために、できるだけ定数を使用して簡単にコードの修正が出来るようにしておきましょう。
データ消去
サンプル40行目で、データの消去を実施しています。
先にデータが入っていると結果が正しく出力されません。
処理前にClear_dataプロシージャをCallして100%残っているデータを消去するようにしています。
Call Clear_data
2つのファイルを開く
サンプルの44行目から76行目で、GetOpenFilenameで2つのExcelファイルを指定し開き、表のデータをマクロファイルの”Sheet1″にコピーしています。


2つのファイルのデータを比較
サンプルの78行目から123行目で1製品名ずつ条件1、条件2、条件3のデータが一致しているか比較しています。
For Nextステートメントについては下記記事を参照してください。




比較した結果、一致すれば”OK”、一致しなければ”NG”としセル背景色を赤にして間違いがわかるように強調しています。


【ものづくり条件】製品名管理ファイル.xlsxのどのデータが一致していないのか?一目でわかるようにこちらもセル背景色を黄色にして強調しています。





ボタンひとつで、比較処理があっという間に終わったね!



そうだね!今回のようにファイルを選択することで、ファイル場所を直接指定するより柔軟に対応できるようになっているよ!
まとめ
今回のExcel VBA自動化を行った結果、
【ものづくり条件】製品名管理ファイル.xlsxの製品名maru-aaaeという製品の条件1が顧客要求と比較し間違っていることがわかりました。
次回の実践記事では表のフォーマットが異なるケースにも対応したコードを説明していきたいと思います。
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